留学準備 ~申込編~

  この記事では留学準備について書きたいと思います.

これから留学に行くことを考えている人にとって参考になれば嬉しいです.


はじめに重要な点を書いておきます.

  • 私が今回使った制度は,全学交換留学という制度です.ここでは全学交換留学の申し込みについて書いています.
    • 私が所属している情報理工にも,部局交換留学という制度がありますが,大学の数が少なく,自分が行きたい大学も全学交換留学の方が多かったので,全学の方を利用しました.(私が今回行くETHは情報理工の部局交換留学にはありませんでした.)
    • 逆に,あまり詳しくは知りませんが,工学部にも留学制度があるらしく,こちらだと選べる大学が情報理工に比べて多いようです.MITやUC Berkeleyなどもあるようです.なので,工学部の方は工学部の留学制度を使うことを検討しても良いと思います.僕は学部では工学部(計数)に所属していたのですが,大学院では情報理工だったのでこちらは使いませんでした.
  • 秋募集に応募しました.
    • 留学の枠は秋募集が多く,春募集は枠自体が少なくなっています.なので,留学に行きたい場合,秋募集に応募するつもりで計画的に準備する必要があります.
    • 秋募集の締め切りは留学に行く前の月の10月頃にあります.
  • 大学4年の時に申し込みを行い,実際に留学するのは大学院1年です.
    • 日本での研究について調整が必要なので,研究室の指導教官の先生が決まっている場合は,必ず事前に相談しましょう.
    • 就活との兼ね合いなどについて,しっかり考える必要があると思います.

制度の概要や必要な書類は基本的にUSTEPに書いてあるので,そちらで大まかな流れを掴めば良いと思います.この記事についてもUSTEPを参考に書いています.ここでは,あまり書かれていないことや特に注意するべきことについて書いていきます.

語学について

全学交換留学では英語の試験の点数で足切りが設けられていて,大学が定める基準の点数に満たない場合,その大学には申し込みができません.例えばETHの場合は,80点(Speaking 18点以上)が必要です.


注意ですが,「基準を設けていない場合はTOEFL iBT 79 点以上で良い」という規定は一応あるのですが,基準を設けていない大学の方がむしろ少数なので,自分の行きたい大学がある場合は基準を確認し,条件を満たすように点数を取る必要があります.ざっと見たところ,英語圏の大学は比較的高めの点数が必要だと思います.

点数の表はUSTEPの「協定校一覧」というところに書いてあるので,そこをみるようにしましょう.

また,さらに問題なのは,大学院生の留学の場合は,基準の点数が学部生よりも高く設定されている場合があり,それが明示的に書かれていないことがあることです.例えば,表には,トロント大学の語学要件は89点(W 22点)と書かれていますが,よくみると,

*English language and academic requirements differ per faculty. https://inboundvisiting.utoronto.ca/inbound-exchange/english-requirements/

と書いてあり,リンクを踏むと,

School of Graduate Studies:

TOEFL (iBT): minimum 93 overall, with minimum 22 on the writing and speaking sections

と書いてあります.なので大学院生の場合は93点以上が必要で,WritingとSpeakingでも22点以上が必要になる,ということになります.


あと,当たり前なのですが,TOEFLとIELTSはどちらか一方のスコアで大丈夫です.笑

必要な書類について

提出が求められている書類がいくつかあります.注意名が必要なものとしては,「所見事項」という,先生1名からの推薦状のようなものが必要でした.私は現在の指導教官の先生に書いていただきましたが,指導教官がいない3年生以下の方は工夫が必要で,授業の教員の先生に頼むなどする必要があると思います.

決定のプロセスについて

10月ごろに締め切りがあり,第一希望から第三希望までを提出するのですが,私の場合は色々なことがあり,何度も希望を変更するという事態になりました.

私は当初ワシントン大学を第一志望にしていたのですが,締切後,ワシントン大学の大学院生の受け入れが今年から不可になったとの連絡をいただき,志望大学を変更するように言われました.そのあと,ナンヤン工科大学というところを希望に入れていたのですが,こちらも学部のコースしか取れないことが発覚し,再び希望を変更しました.

レアケースかもしれませんが,大学院生の留学の場合,このようなことが起きる可能性はあると感じたので,たくさん候補を調べておくのが良いでしょう.

工学部面接について

工学部内の面接が11月くらいにありました.
  • 英語で何分間か話をしました.内容については忘れてしまいましたが,留学の目的などについて聞かれたと思います.
  • うろ覚えですが,たしか専門的な話はなく,しっかり会話ができるかどうかというのを見られているだけだと思ったので,特別な対策は不要だと思います.

以上になります!かなりざっくりした説明となってしまいました.

何かお聞きしたいことなどがあったら,コメントや連絡していただければ,なるべくお答えしたいと思います.


次回は留学決定後の準備について(現在進行形で大急ぎでやっているところですが...)書いていけたらと思います.

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