出国前日にあたって

しばらく更新が滞ってしまいました。前回は派遣先に内定するまでの流れについて書いたので、次は内定後の話を書こうかと思っていました。しかし、なかなか筆が進みませんでした。このタイミングということで、せっかくなので、出国前日のリアルな感情を書き記しておこうと思います。


今の気持ちとしては、


まずはワクワクしている気持ちがあります。新しい環境で自分がどれだけ出来るか、新しいことの連続を楽しみにしています。行きたい国、学びたいことがたくさんあります。チューリッヒという美しい街で、自分が「観光」でなく「生活」をするのだと考えると、とても楽しみです。海外学会帰りの研究室の先輩の目は輝いていました。自分もあの先輩と同じように、多くの新しい経験が出来ると思うと、待ちきれません。


一方で、そのワクワクしている気持ちと同じくらい、不安な気持ちがあります。自分は果たして新しい環境に馴染めるだろうか、と考えるとゾッとします。日本という安定した場所を(1年だけ、といってしまえばそれまでですが)離れるという自分の決断に疑問が湧くこともあります。そこまでする必要はあっただろうか?と思うこともあります。また、この留学にあたって、現段階では、僕はまだ何も得られていなくて、色々なものを失っているのではないか、という気がしてなりません。


というようにポジティブな気持ちとネガティブな気持ちを交互に感じているわけです。比率にしてみたら、ポジティブから6対4くらいでしょうか。もう少しポジティブになりたいところではありますが、これくらいの比率が、調子に乗らない黄金比だと思って受け入れることとします。


余談ですが、これは僕が大学のテニス部に入部した時の気持ちに似ていると感じました。(クヨクヨしてる僕なので、この思考の癖はよくあるパターンなのかもしれません。)入部時はテニスがたくさん出来る喜びや自分がどこまで上手くなれるかという期待と、この厳しい環境でやっていけるだろうか、活躍できるかという不安を、同じように半々くらい感じていました。ですが、引退した今では、部活をやり切ってよかったと感じているわけです。ということで、今回もそういう方向に行けるのではないかという、謎の自信があります。そのためには、もちろん色々な側面で頑張る必要がありますが、それは自分次第です。頑張ります。


今は少し厳しいですが、この文章を第三者的な視点から楽しんで、「こんな時があったな」と言える日が来ることを楽しみにしています。

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